私はアンティーク（特に和テイスト含めアジア系）が好きです。廃墟も好きです。
古いものを大切に使っているのとか萌えます。
長い歴史の中で数々の人間模様をコイツは見てきたんだろうなって。
伊勢は、麻野館に泊まってきました。
創業1893年。登録有型文化財。
夫婦岩のある二見浦のこのあたりは、古い旅館が多くて、街並みも素敵です。
建物の正面だけ、景観を保って作られているものもありますが、この麻野館は斜めも横も裏も中も全部圧倒的な佇まいでオーラを放っています。
お部屋も本物で素敵です。オーシャンビューです。
この棚欲しい〜。髪が伸びそうなお人形ともよく似合っています。
このえべっさんもいつからここにいるんだろう。
あの鏡台の横の壁の装飾は廊下からの光を取り込んでいます。
廊下側から見たのがこちら。職人さんの遊び心が見られます。
どこを撮っても素敵で美しい装飾が散りばめてあります。作るの時間かかったろうなー。
テレビを置くなんて事は想定して作られていないので無理やり置かれた薄型テレビ。
ダイヤル電話。
Wi-Fiと明治の融合。
日中は太陽の光が入るようになっている作りが多いです。こういった細工が素敵です。プライバシーも守れます。
階段や廊下も見ているととても興味深いです。
細かい部分もおしゃれにしてあります。
洗面台はこんな。
タイルに懐かしさを感じます。
こんなカネのたらいも味があって良いです。
写真が反転したものではないですよ。右から読むやーつ。この鏡欲しい〜
この旅館は広くて、迷子になりそうな複雑な作りになっていますが、増築を繰り返してこうなったのではなく、はじめからこの作りだったそうです。
廊下は鶯張りなんです。
歩くとただのギイギイという軋んだ音じゃなくて、キューキューと高い音が鳴ります。
おしゃれだなーと思いましたが、本来は敵の侵入を知らせるためだとか。平和じゃないですね。私は平和な時代に生まれててよかった。
何度も往復して遊んでしまいました。平和でよかった。
朝食は宿泊したお部屋とは別のお部屋に案内されました。
ポツネンとしていますが、このお膳もとても好きです。
ザ・旅館の朝食。卵焼き美味しかったです。
口コミには低評価もありますが、アンティークに興味ない人は行かないでいいと思います。
古い建物に興味のない人は、リゾートホテルを探さなかった自分のセレクトミスなのになーと思いました。
アンティーク好きへのおすすめ度★★★★★